千昌夫さんのエピソード~アンジェラ・アキさん、星影のワルツ

歌手の千昌夫さんが22年ぶりにNHK紅白歌合戦に出場しますね。千さんのふるさと、陸前高田市が大震災により大きな被害を受け、被災地代表という背景もあるのでしょうが、千さんの歌、人物に魅力があることが第一だと思われます。

震災後、特に最近は紅白がらみかもしれませんが、千さんが最近ときどきテレビやラジオに登場しています。23日のNHKラジオで千さんはこんなことも話していました。

アナウンサーから、紅白で楽しみにしていることは何かと尋ねられ、千さんは「アンジェラ・アキさんと一緒に出場すること」と答えていました。どういうことでしょうか?

説明によると、アンジェラさんは小さいときに時々千さんの家に遊びに来ていたからとのことです。ちょっと訳が分かりにくいのですが、「なにしろ、自分は外人と縁があるので(笑い)」と補足。なるほど、アンジェロさんは徳島県で育ち接点がなさそうですが、母親はアメリカ人なので、そのつながりだったようですね。音楽的にはまったく別分野ですが、意外なつながりがあるものですね。

同じ番組では、千さんの経歴をたどりながら曲などを紹介していましたが、デビュー当時のエピソードでこんな話がありました。

1965年に「君が好き」でデビューし、1966年に最初の大ヒットとなった「星影のワルツ」を発表しましたが、最初から売れたわけではありませんでした。

当時は有線放送が盛んでしたので、有線放送の小さな事務所をしょっちゅう訪問し売り込むとともに、毎日電話で自分の曲をかけてもらうよう依頼するのが、1年半くらい日課だったそうです。

それを続けるうちに、たまに電話できないときなどには、先方から昨日はどうしたのと心配されるほどになり、徐々に「星影のワルツ」が売れ出したということです。

そういう過程で、ある夜、千さんが空き地で立小便(本人の言)をしていたら、お酒を飲んだ男性が「星影のワルツ」を歌いながら通りかかりました。

他人が自分の歌を唄ってくれるのを初めて耳にして、千さんは嬉しさのあまり、おしっこも中断して、男に「それは自分の歌です。有難うございます」と握手しました。ひょっとしたら、手は濡れていたかもしれませんとのことでした(笑い)。必死さが分かりますね。

紅白では代表作「北国の春」を唄うようですが、千さんは今年「いっぽんの松」も発表しています。これは津波でさらわれた陸前高田の松原に一本だけ奇跡的に残った松の木を歌っています。

生き残るのが厳しい状況のようですが、千さんは希望を捨てていないと言っていました。そうなるといいですね。

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