杉の村に花粉症なし!

世界で一番大きい杉の林がある村には、杉花粉症の人はいないということでした。19日のNHKテレビから、ご紹介します。

その杉林は、中国のやや南部の内陸にある貴州省にありますが、杉林の大きさは北海道に近いそうです。

そこを元ボクシングチャンピオンの内藤大助さんが訪ねました。内藤さん自身が花粉症持ちだそうですが、現地では少しもその気配がなかったそうです。花粉症の要因の一つは排気ガスなど空気の汚れといわれますが、現地はそれだけ空気がきれいということのようです。

訪れた村は、山間地の寒村のようでしたが、建築物はすべて杉で造られて、しかも釘を一本も使わず、木組みだけで、高層建築まで造っています。昔の日本建築もそうだったと思いますが、すばらしい技術です。

部落の中心地には鼓楼と呼ばれる、高層の塔が建てられていて、そこで長老が会議を開いて、重要なことを決めていく村のシンボルの場所だそうです。

その塔は一人の棟梁の指図で村中の人の共同作業で建築されますが、驚くことに村には文字がないため、設計、工法はすべて棟梁の頭の中にあるそうです。それでいて、精緻な高層建築を造るのですから、驚きです。

杉の建築物が並んでいるだけに、怖いのは火事で、週に一度は消火訓練を欠かさないそうで、火事が怖いことは日本と変わりません。

また、人々は杉の木を大切にしていて、結婚するときに杉の苗木を植え、子供が結婚するときにその木を伐採し、家を造り、また苗木を植えるそうです。

部落の守り神として、樹齢300年の杉の木があり、節目節目にお参りし、子供にもその風習を受け継がせるようにして、伝統をつないでいます。

杉の木はさまざまな生活用品に加工されますが、ユニークなのは、老人になると自分で杉の木をくりぬいて、自分の棺を作るということです。ただし、その棺を寿(ことぶき)と呼び、それを作ると却って長生きするそうです。

文化大革命のときには伝統が否定されましたが、その後復活させたそうです。娘さんたちも可愛らしく、郷愁を誘う村でした。

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