エグザイル・ウサさんブータン国で舞う

14日のNHK・BSテレビで、エグザイルのウサ(USA)さんのブータン国訪門のドキュメンタリーが放送されました。 
ウサさんの踊りに対する想いとブータンの精神性の豊かさに感銘を受けましたので、ごく概要ですが記したいと思います。

ウサさんについては、エグザイル(EXILE)の初期からのメンバーで、パフォーマーと呼ばれますが、ダンスの中核で、その技術、表現力は高く評価されています。

ブータン国は、昨年ワンチュク国王夫妻が来日され、その暖かい人柄や、ブータンの国民性、特に、国の評価尺度として「幸せ度」を重視するなどが、日本中に深い感銘を与えました。

そのブータンへウサさんはなぜ行ったのでしょうか。それは僻地でお祭りに奉納されるチャムといわれる舞いを、実際に体験し、自分も参加したいとのことです。

ウサさんはご存知のように最先端のダンスを演じ続ける一方で、世界の各地のダンスのルーツも模索しているようで、その成果も発表されていますが、その同じ線上にブータンもあったのでしょう。

また番組で、ウサさんは、ダンスでトップレベルになる夢が叶えられたが、それだけが幸せなのか、何かほかにあるのではないか?単なるダンスではなく、何かプラスアルファを見つけたいということもいっていましたね。ブータンで何かの手がかりを見つけられるかもしれないと考えたようです。

東ブータンの僻地の小さな集落の農家に1週間ほど泊り込み、家族と寝食を共にしながら、ご主人や他の村人からチャムの手ほどきを受けました。
最初に僧侶から、チャムは仏教儀式であり、人々の禍を払い平和を願うための祈りであり、踊りの上手い下手は問題ではないと説明を受けました。

練習の場所は稲の切り株の出る棚田で、裸足です。そこで、村人から毎日教わり、慣れない舞いに戸惑いながらも、ダンサーの素養も生かして、多少は慣れたかと思ったところ、村人から「チャムは禍や悲しみを追い払うための祈りであるが、あなたの舞いには祈りがない」と言われてしまいます。

数人のチームで踊るのですから、間違えないよう形にとらわれるのは、無理もないことでしょうが、祈りがない踊りはチャムではないということで、ウサさんはもう出来ないと落ち込んでしまいます。

しかし、宿泊先の家族や周りの村人から、ウサさんの舞いをみんが楽しみにしているなど暖かい励ましを受け、なんとか立ち直ります。

お祭りの当日、ウサさんは村人の禍や悲しみを追い払うことだけを祈って舞うと宣言して、鹿のお面をつけて、30分も続くチャムをひたすら祈る気持ちで舞い終えました。息も絶え絶えという様子でしたね。

その祈りは見ている村人にも伝わったようで、ウサさんにみんなが喜んでいたと伝えられ、ウサさんも涙を流して喜びました。
村人のみんなが自分は幸せだといっていましたが、チャムをみる人たちの顔はいっそう幸せのようでしたね。

ヒップホップ系のダンスは動きが注目されますが、ダンスの裏側ではウサさんのように精神性を求めている人もいたのですね。今後はエグザイルを観る目も違ってくるなと思いました。

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