東日本大震災1年 ホットするエピソード(2)~気仙沼の奇跡

昨年の3.11東日本大震災の犠牲になられた方々、被災された方々に改めて哀悼の意とお見舞いを申し上げます。ここ数日はマスメディアも連日大震災を振り返り、報道していました。震災当時の悲惨な状況が各メディアが取り上げられ、痛ましい限りですが、中にはほっとするようなエピソードもあり、感動しましたので、昨日に続いて記してみます。主として、11日のテレビ朝日の報道によります。

気仙沼市にある障害児童の施設「マザーズホーム」の園長先生は津波の襲来を避けるため、昼寝していた児童10人を連れて、気仙沼中央公民館の屋上へ避難しました。

中央公民館は海水で囲まれてしまい、さらに時間がたつと今度は各地で火災が発生し、中央公民館も危険な状況に陥りました。とても普通の救助をあてにできる状況ではありません。

園長先生はロンドンにいる息子さんに「周りは火の海、だめかも」とメールを送りました。メールは無事息子さんに届き、息子さんは電話で消防などに救助を頼もうとしましたが、つながりません。

そこで、ツイッターで中央公民館に障害児童らがいることを発信しました。このツイッターは多くの人が読んだかもしれませんが、東京の一人の男性がアクションをとり、面識のない猪瀬東京都副知事に転送しました。

猪瀬さんはすぐにこれを受け取り、早速、都の防災部長に連絡し、救助活動が始まりました。
結局、児童だけではなく多くの人々がヘリコプターで救助されました。

この救助の話は昨年すでにNHKでも放送されたようですが、今回テレビ朝日でも紹介され、まさに気仙沼の奇跡とも呼ばれています。

この救出劇はまず、情報化時代という時代を反映しています。あの状況で気仙沼の母親がロンドンの息子にメールを送ることができた。息子さんはツイッターを発信し、見知らぬ人がそれを副知事に転送したということで、最新の情報技術が活躍しました。

しかし、情報技術だけでなく、ツイッターを見た男性が副知事に転送するという、人間の判断とアクション、副知事がすぐに受信し、また行動するという、人間業(わざ)なしでは、最終的に結果につながりません。

技術と人間が上手く協同して気仙沼の奇跡が生まれたようです。

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