橋下徹さんの会見で島田紳助さんの名前も

大阪市長選挙で橋本徹さんが、圧勝し、同時に行なわれた府知事選挙で維新の会の松井一郎さんが大差で当選しました。民主党や自民党などから支援を受けた対立候補を見事に破ったことは、橋下さんの大阪府構想という新構想や、既成の行政を変えたいという大阪人の意見が集約されたことなのでしょう。

橋下さんのリーダーシップ演説力はこれまでのところ見事ですが、大阪がどうなるかはこれからのことですね。今回は一地方の選挙でしたが、今後国政でもなにか流れを変えることにつながるのでしょうか?

当選決定後の記者会見が長時間にわたって行なわれ、一部テレビでも報道されました。その中で記者の質問に答えて、島田紳助さんのことを話していました。

橋下さんによれば、自分が社会的に知名度が上がったのは、紳助さんのテレビ「行列のできる法律相談所」に出たからで、それから大阪府知事になり、今回大阪市長に当選することもできた、そういう流れの中に紳助さんがいたということに感謝している。

暴力団との関係は容認するわけではないが、紳助さんとの関係は忘れるわけにはいかない、というような内容でした。同様のことは以前にも会見で話していると報道されています。

紳助さんの引退後の「行列」では、タレントが紳助さんの名前を一切口にしておらず、緘口令が敷かれているらしく、不思議な感じでしたが、橋下さんが、このように紳助さんのことを明言したのことは、すっきりはします。

ところで、橋下さんが「行列」に出演したいきさつはどうなんでしょうか。ある情報では、関西のラジオ番組でピンチヒッターに橋下さんに出てもらった。それも担当者が高校の先輩後輩の関係だったという偶然からです。

それが縁でラジオに出演するようになり、それを聞いたデーブ・スペクターさんが、東京の関係者にテープを流し、たまたま欠員が出た「行列」のメンバーに出てもらった。初めのうちはトークもそれほどでなかったが、紳助さんなどから揉まれて、人気が出てきたということです。

一方、別の情報では橋下さんの弁護士活動の関係で、紳助さんの不動産の競売物件の購入がらみで、ふたりが知り合っていたという話もあります。

「行列」は、法律関連は徐々に影が薄くなり、紳助さん中心のトーク主体となりました。肝心の紳助さんが引退しましたが、丸山さん、橋下さんと二人の政治家を送り出したというのも妙な結果です。人の巡り合わせと、人生のターニングポイントとなるきっかけ作りとなった番組であることは間違いありません。

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