ブータン国について
ご承知のように、今国王夫妻が来日されていて、昨日は宮中晩餐会が行なわれ、明日は震災の被災地、福島県の相馬市を訪問されるそうです。
ブータン国はヒマラヤ山脈の南東側にある国ですが、あまり状況については知られていません。ところが、大の親日国で、昭和天皇が亡くなったときには国を挙げて喪に服し、大葬には国王が参列し、5日間滞在しましたが、他国は経済支援などの弔問外交を展開するなか、ブータンはひたすら弔慰を表すのみだったとのことです。
また、東日本大震災に際しても、国中で犠牲者を追悼するとともに、100万ドルもの支援金を供してくれました。
国王は先月結婚されたばかりで、新婚旅行を兼ねて日本を訪問されたそうですが、だいたい国王が海外に出られるのは、隣国のインド意外には例がないとのことです。
なお、国の面積は九州の1.1倍、人口は約70万人だそうです。
なぜ、こんなに親日的なのか疑問にさえ思われるほどですが、諸情報によれば、背景には両国の類似点があるようです。
まず、顔つきが似ていること、言葉も数字など似た言葉が結構あり、また文法も似ているそうです。以前、日本語のルーツはブータンだと唱えた人もいたように思います。
さらに、ブータンは国教が仏教であり、風景も日本の農山村に似ているなどなどです。着るものも懐かしい感じがします。さらに、ブータンの農業を指導したのは日本人の西岡氏で、約30年間近代化に大きく貢献され尊敬されています。なお、西岡氏が日本の野菜を持ち込んだところ、ブータンの地に非常になじんだのだそうです。
今夏の国王の結婚式にあったては、日本人により音楽が作られ、演奏されました。また、最近のホットな話題として、幻の蝶「ブータンしぼりあげは」が日本とブータンの共同調査隊により80年ぶりに発見されました。学術的に非常に貴重な種だそうです。
さらに、ブータンのユニークな政策として、諸国の国民総生産(GNP)に対して、国民総幸福(GNH)を提唱していることが知られています。両国ともに幸福度が上がるといいですね。
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