大相撲 横綱白鵬と双葉山
大相撲初場所は、横綱白鵬と把瑠都が全勝(7勝)で並んで、久しぶりに後半まで競り合うことになりそうな気配です。
白鵬は尊敬する人として、不世出の横綱双葉山を挙げていますが、今日はその双葉山の連勝が69でストップした日です。
双葉山は3年近く勝ち続けて、1939年の1月15日に、前頭3枚目の安藝ノ海に敗れました。負けたことがビッグニュースだったようですが、関連する話にもいいものが伝えられます。
双葉山は負けた日に、安岡正篤師に電報で、「われいまだ木鶏たりえず」と報告したといわれます。勝負に臨む自分の精神が未熟で、平常心を保てなかったと反省していますが、強いこともともかく、いろいろな言動からも人格者といわれ、尊敬され「角聖」とも呼ばれています。
また、双葉山を破った安藝ノ海についても、師匠は「勝って騒がれるよりは、負けて騒がれるようになれ」といわれたそうで、これもいい教えですね。
白鵬は以前からこのような双葉山を尊敬しているといわれますが、日本人がともすれば忘れがちになりそうなところを、想い出させてくれたと思います。
白鵬自身の連勝記録は、昨年1月場所の11日目に稀勢の里に敗れて63でストップしています。その後については、勝つには勝っていますが、勝手なことをいえば、それ以前のような勢いが少し失せているような感じを受けます。
トップの座を守っていくには、モチベーションを維持する必要がありますが、これがむつかしいようですね。最近の白鵬の土俵上の動作の中で、ちょっと気になることがあります。制限時間がきて最後の仕切りの塩を取りに戻るときに、小走りに戻るようです。もっと堂々としてはと感じますが、これも気持ちを高揚させる、モチベーションアップの方法なのかもしれませんね。
いずれにしても、白鵬には双葉山にならって、風格のある大横綱になってほしいと思います。
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